逆に、熱帯雨林の炭素循環が豊なエリアに自生する植物には、
生産される糖が、養分がおおいから、おおくのエネルギーをえることが出来る。
このことは、光独立自養植物だけでなく、ラン科植物、ツツジ科植物で、
巨大になる種が見られる。
Cymbidium、バンダ、パフィオ、シャクナゲ・・・・。
貧栄養地帯に自生する同属の種と比較すると、
長い年月の中で、炭素循環が、その進化に大きな影響を与えていることが理解出来よう。
体がでかいラン。
ミニオーキッド。
この違いは・・・枯れ落ち葉とラン菌(材木腐朽菌)の活動の炭素循環の違いである。
熱帯雨林と低温エリアにはは、ラン菌の活動、活動期間に大きな差異がある。
これにランは支配される。
フウラン、セッコク、ウチョウラン、イワチドリなどの貧栄養ランの栽培は、
上のような方法でSUGOI-ne栽培するとよい。
フランを植えているのは、ペレットを1300℃で燃焼させて作ったもの。
窪みに植える。
排水、保水が良いので・・・ラン菌が短時間に大繁殖する。
SUGOI-ne源液を時々雨水代わりに与えれば良い。
SUGOI-ne夢炎焼き
1個 500円 3個1200円(3個寄せて間にSUGOI-neで植える) 送料別 (SUGOI-neと同じ)
植物の生育、収穫を左右するのは????
ドイツの化学者リービッヒが発見した最少律。
ドベネックの桶。
近代、現代の土壌学の基礎理論を越えて、現代では組織にまで応用されている。
組織には働く人、中間くらいの人、働かない人が混在している。
組織、会社は・・・・いつの間にか・・・働かない人のレベルになる!
着生ラン。
伊達や酔狂で樹の上で生活しているのではない。
地上から追われた植物達である。
こういう視点がランの本には書かれていない。
空気を好むから、乾燥を好むから・・・・樹に着生していると記されてきた。
植物だって・・・より多くの種子を稔らせ種族を繁栄させたいDNAを持つ。
生物の根本に含む願望のDNAである。
こういうDNAを持つ植物、ラン科植物も例外ではない。
樹の上には、林床の土壌のような豊な養分はない。
林床には毎年舞い落ちる枯れ落ち葉があり、材木腐朽菌が分解した養分がある。
つまり炭素循環による生態系が構築されている。
樹の上、岩には、僅かな枯れ落ち葉、コケなどの植物死骸などによる
貧弱な炭素循環が構築されている。
窒素分は雨水に含まれる僅かなもの。
着生ランは、ドベネックの桶で、この最低の炭素循環と窒素に支配されて、
生長量、生長速度、体の大きさ・・・が支配制限されている。
写真は、着生ランとしては北限の日本のラン・・・フウラン、セッコクである。
ダーウインの適者生存の進化で、この貧しい環境の中で生き延びる術を身につけたランである。
こういうランは、進化の過程で「より大きくなる」DNAを捨てたランである。
分相応で生きる決断をしたランである。
これらのランをSUGOI-neで植えて、豊な炭素循環の中で栽培しても、
熱帯雨林、ヒマラヤに自生する同属のランのようには大きくなることはない。
しかし、全ては捨てていない。
フウランも熱帯雨林原産の大形のバンダと交配できる性を持つ!
セッコクもヒマラヤのデンドロと交配できる。
何時か・・・・大きくなれる日を待っているのである。
カンラン、シュンランも同じである。
ミニオーキッドは、殆ど貧しい炭素循環のシステムのエリアに自生する。
このために、貧しい「水ゴケ」「軽石」でも栽培出来るのである。
ミニオーキッドは、SUGOI-ne2号ゴールドが非常に良い。
ラン菌が供給する糖が丁度良いからである。
着生ランよりもっと貧しいエリアに自生するウチョウラン、イワチドリ、カキランのようなものは、
SUGOI-ne2号単用ではなく、軽石に30%程度SUGOI-neをミックスする。
これで非常に良く出来る。
リービッヒの最少律に支配される小形着生ラン
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